4歳の頃、近所のお姉さんのピアノに憧れた私は両親にピアノを習いたいとねだり、近所の音楽教室の門を叩きました。
その時からずっと、音楽は私のそばにあります。
それは、いままで出会った先生方が、どなたも情熱と愛と創造力を持って、いつも私に音楽で新しい世界を見せてくださったお蔭です。
私にとってレッスンは、緊張もしましたし自分の現状に落胆することも多々ありましたが、それでも楽しくエキサイティングなものでした。
今日は何を教えてもらえるのだろう、今日のレッスンの後どんな風に弾けるようになっているのだろう、どんなアイディアを得られるだろう、とワクワクしていたのです。
レッスン中には特別な瞬間があります。
課題をクリアできた時、音楽と奏者が繋がったとき、美しい響きを引き出せたとき、今まで見えていなかったものがみえた時。
その時新しい世界が披かれて、奏者の喜びと創造力を大きくしてくれると考えます。
その経験を求める気持ちが情熱です。
人にはそれぞれのペースがあり、得手不得手があり、感性も目指すものも、音楽の捉え方や向き合い方も様々で、だからこそ、それぞれに演奏する意味があり、楽しさがあるのです。
私は生徒さん一人ひとりと音楽を楽しみ、情熱をもって創造力を育んでいきたい。
そんなレッスンを目指しています。
ご本人が音楽やピアノにご興味があれば、お子さんや初めてピアノを弾かれる方とも喜んでレッスン致します。
ピアノを始めてすぐの頃はとりわけ、演奏の基礎を定着させ、その後スムーズに発展させていくために、コンスタントにピアノと触れることが大切だと考えています。
1日10分でもいいので毎日続ける方が、1週間に1回1時間練習するより効果的です。
初めは難しいかもしれませんが、集中力の鍛錬にもなりますし、続けることが自信にもなるかと思います。
習慣化してしまえば、生活のリズム作りや気分転換になるという方もいらっしゃいます。
小さなお子さんの場合には親御さんの支援が必要かと思いますが、習慣になるまで、根気よくご助力いただければと思います。